子供部屋

2004/01/31

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概要

  まず背景説明を。

我が家の子供は3人で、上から11歳(女)、8歳(男)、5歳(男)の構成です。

私は中学1年までは狭い社宅暮らしで、親の方針もあってか自分の部屋はおろか勉強机もなく、宿題さえも食卓で兄弟と遊びながら、相当いい加減にやっていました。中学1年で一戸建てに移ってからは個室を貰えたのですが習慣は変え難く、いつも居間でウロウロしていたものでした。

一方、ハルさんは最初から個室と勉強机をあてがわれ、何かと部屋へ追いやられたそうです。だからと言って勉強していた訳でもないようで、「ハルちゃんはいつも机に突っ伏して寝ていた」とはハルさんの妹さん弁です。

さて、夫婦でこう育った環境が違うと、子供部屋についての意見も割れる訳で、夜毎、激論を闘わせた時期もありました。
また、家造りについての書籍もいろいろ読んだのですが、

  • 個室を与えると引きこもりになる
  • 過去の少年犯罪の多くは子供部屋の配置に問題が…
  • 子供の自主性を養うためにも個室は絶対に必要!
  • 欧米では個室があるのが当たり前
  • …、…

恐ろしいことも書いていますが、なんかよくわかりません。個々の子供の性格もあるし、一概には言えないのでしょうね。

 

間取り

  夫婦で結構、悩んだのですが、結局、我が家は以下のようにしました。
  • 個室は最小限にとどめ、ファミリールームを大きく取る。
    → 女の子で5畳、男の子2人で9畳、主寝室8畳で、残り20畳ほどはファミリールーム。
  • 個室には勉強机は置かず、ベッドと収納(衣類を含む)だけ。
    → 1人1つの造り付け収納
  • ファミリールームは人目が気にならないように意識的に凸凹を増やし、凹部に造作机。
     

運用方針

 
  • 個室には本などを持ち込まない。
  • 個室には遊ばない。
  • 個室のドアは寝るとき以外、閉めない。
  • 宿題はファミリールーム、またはリビングルームで。
  • ブロックやプラレールなどはファミリールームで広げ放しで良い。

自分の持ち物はすべて自分で管理することで自主性を養い、娯楽や勉強などの積極的な活動は共用スペースで行うことで、引きこもりを防ぎ社会性を養う、と二兎を追ってみたのでした。

あと、「お父さんが書斎に引きこもり」もまずいので、元のプランでは主寝室に繋がっていた書斎も、壁を反対側へ移動しファミリールームと一体化したのでした。当然これも「お父さんの」ではなく、「家族共用」となっています。

 

その後

  さて、《間取り》は変えようもありませんが、《運用方針》はどうなったでしょう?
  • 個室には本などを持ち込まない。
    → 時々、ベッドで本を読んでいますね。ドアを開けておけば問題ないようなので方針変更です。
  • 個室には遊ばない。
    → 男2人はベイブレードだけは子供部屋です。ベイブレードを子供部屋の収納に仕舞っているので仕方ないですね。
  • 個室のドアは寝るとき以外、閉めない。
    → これは厳守です。
  • 宿題はファミリールーム、またはリビングルームで。
    → 娘はファミリールームの造作机が大のお気に入りで、いつもここでやっています。共用のはずが占有していますが…
  • ブロックやプラレールなどはファミリールームで広げ放しで良い。
    → この通りでいつも散らかっているので、すぐに遊ぶ気になるし、食事などでの中断もすぐです。掃除ができないのが困りものですが。

今のところ概ね成功!と言って良いかな?

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最終更新日 : 2004/01/31