「そろそろ家でも建てようか」と口にしていながら、何ら行動を起こしていないことに後ろめたさを感じていた一昨年のゴールデンウィーク、住宅展示場の折り込みチラシに子供向けイベントの案内を見つけました。
その日の晩から帰省することになっていたのですが、その展示場が高速道路のインターチェンジへの途中にあったので、「早めに出て展示場に寄っていくか?子供達も楽しめそうだし」これが運の尽き…
チラシを漠然と見ていると、何故か嫁さんが「スウェーデンハウスってのがイイらしいよ」(すぐに名前が出てくるところが怪しい…) 「ふーーーん…、ホームページを作ってるのかなぁ?」と、例によってインターネットで検索するとすぐに見つかり、「結構、しっかりしたページじゃん」 なかなか凝ったページの作りにしばし読み耽り、「スウェーデンハウスって普通の家と違うんだなぁ」と洗脳されていきます。
お恥ずかしながら、その頃の私の住宅に対する認識は
- 住宅の性能なんか皆ほとんど同じ
(そもそも「家の性能」という概念がまったくなかった)
- 住宅の価格は豪華かどうかの違いだけで、金を掛けるのは成金趣味になるだけ
- 輸入住宅なんて気恥ずかしくて住めない!
(輸入住宅といえば、米国のドラマに出てくるような家しか頭になかった)
- 隙を見せれば欠陥住宅になるし、家作りは欠陥住宅という大きなリスクを抱え込むようなもの。
とかなり偏っていました。
住宅展示場のチラシなど何度も目にしているだろうに、なぜ今回はその気になったのでしょう?
結婚以来ずっと賃貸暮らしでいた上に、リロケーションなる仕組みの貸家がなかなか快適だったので、「一生、貸家でいいや。トータルコストは少ないし、気楽だし」と信じていました。 しかし、家主が帰ってくるとかで貸家を追い出され、簡単に見つかると思った次の家が「転校しない範囲」の条件に阻まれて思うようにいかず、マンション暮らしを強いられたことで自信が揺らいでいたことも背景にあったようです。
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