僻地巡りに疲れた頃、当時、住んでいた相模原の隣町に、¥2750万とかなり予算オーバーですが、47坪となかなか広く、更に地下車庫付きの土地が見つかりました。
- 地下車庫なので、土地が有効活用できる
- 大きな公園のそばで、環境も眺望もなかなか
- 大規模住宅地なので、学校も近いし買い物も便利
- 妻子の友人関係も継続できる、杏子のダンスも続けられる
- 私のテニススクールも続けられる
- 通勤時間も1時間40分程度
「『灯台下暗し』とのことことだ!」と喜んだのも束の間、決して田舎とは言えない住宅地なのに、何故か建坪率が30%で、延床28坪の家しか建てられません。「家族5人で28坪では…当初の40坪計画とはだいぶん違うぞ」 ここで不動産屋が
と調子の良いことを言います。 予算オーバーで苦しいのですが、他の条件はかなり良いのでその気になり、不動産屋も頻繁に連絡をくれて話は進んでいきました。(つまり不動産屋に乗せられている訳ですね。)
不動産屋に足を運んで詳細確認し、「地主に確認して、今度の週末には契約できます。」というところまで行きました。いよいよです!
ところが、スウェーデンハウスの営業さんが「ちょっと待ってください!調べますから」 数日間、彼は役所に足を運んだり調査に骨を折ってくれて、夜にやってきました。そして
さっさと土地を決めて貰った方が営業さんとしては楽でしょうに、
との言葉に私達は感激!「絶対スウェーデンハウスで建てよう」と心に誓ったのでした。(このあたり、私達もかなり単純ですね。) 実際、この土地に決めていたら今の龍ケ崎への入居はなかった訳ですし、今でもこの営業さんには本当に感謝しています。
こんな事件もあって、「掘り出し物はあり得ない」「美味しい話には裏がある」を実感しました。資本主義社会の市場原理からすれば当たり前なのですが、苦しいときにはどうしても目が眩んでしまいますね。
この後もこの不動産屋からは何度も連絡があり、いろいろな物件を紹介されましたが、繰り返される「すごく良い土地ですよ!」は、物件紹介の単なる枕詞に過ぎないことを、再確認するだけなのでした。
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