「家はスウェーデンハウス」とあっさり決まったことだし、次は土地探しです。
せっかくの家ですからあまり狭いのは残念、といってローンに苦しむのも嫌、ということで、
- 延床40坪の家を建てられる広さ(総2階だと建坪率40%で50坪の土地)
- ¥2000万前後
- 夫婦とも実家が関西なので、東京以西「東京/神奈川/山梨/静岡」
- 通勤はあまり苦にならないので、新宿の勤め先まで door to door
で2時間以内
- 駅まで自転車で行ける所(バスは嫌いだ!)
を目標に土地探しを始めました。「中央線や青梅線で奥の方まで行けば楽勝だろう」とかなり楽観していました。
もちろん、あえなく打ち砕かれることになりますが、これは後の話。
前回の賃貸マンション探しで、不動産屋がインターネット端末で私達と全く同じ情報を見ていることを発見!以来、不動産屋へ足を運んでもあまり意味がないことを知りましたので、例によってインターネットの不動産情報を検索し、めぼしい物件にどんどんEメールで資料請求。
毎日、山のように FAX が送られてきます。不動産屋からもジャンジャン電話が掛かってきます。もう嬉しい悲鳴で「あとはこの中からじっくり選ぶだけだな」と自信満々です。
最初に足を運んだのが「高尾駅からバスで30分」の高度成長期にできた古い団地。家族一同、車で高尾駅経由で向かってみたのですが、登って降りて登って降りて(何故か途中に霊園まであって)、最後に登り切って忽然と現れたのが目的地です。こんなに起伏が多くては、さすがに自転車で駅まで行くのは辛そうです。
団地には家はたくさん建っているものの、人気がほとんど無くて、ちょっと不気味です。お目当ての土地の方はと言えば、日当たりは悪いし周りの家は迫っているし、特に南面には雨染みの激しい巨大な壁が立ちふさがり、がっかり…。とても家を建てる気になれません。
まぁ、最初はこんなものでしょう、と気を取り直してはみたのですが、どれもこれも…
- 土地が三日月型に細長くて、四角の家は建てられない(スウェーデンハウスは凸凹は苦手です)
- 土地が道路から5mも上がっていてカーポート不可、法面工事も大変
- 周りより下がった窪地で、いかにも水捌けが悪そう
- 隣が工場
- 超高圧電線の真下でなんとなく心配
- 高速道路のすぐ側で、騒音と排気ガスが凄まじい
- 南側が山の斜面で、日当たりは悪いし土砂崩れが心配
- えらく山奥で、小学校は歩いて1時間ぐらい、買い物は車で30分以上
それでも当初の条件ぎりぎりで、「こんな土地に何千万も払うのかぁ…」と溜息が出ます。それに50坪程度の更地はびっくりするぐらい狭く見えます。
信じられませんが、中央線で八王子を過ぎ、上野原や更にその先まで行ってもこんな調子でロクな物件がありません。太平洋岸はもっと悲惨で、静岡まで行ってもそんなに安くなる訳でもありません。
それでも、めげない私は物件巡りを続けたのですが…
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