展示場に着き、早速お目当てのスウェーデンハウスへ。
ドアを開けた瞬間、シンプルでナチュラル、気取らない雰囲気にいっぺんに魅了されてしまいました。その日は雨でしたが、室内のカラリとした空気とパインの香り、ゴテゴテしていない内装、ビビビッと閃くものがありました。 (余談ですが、私が嫁さんを最初に見たときは何も閃くものはなく、単に「無愛想な奴だな」と思っただけでした。それで結局、結婚しているのですから私の閃きなんかぜんぜん当てにはなりませんね。)
案内してくれたハウスメーカーの営業さんも押しつけがましい所はまったく無く、天の邪鬼の私にはとても好ましい印象でした。 あとで知ったのですが、スウェーデンハウスの営業は全般にあっさりしていて、電話攻勢で辟易させるようなことはほとんどないようです。それを好感する人も多いようで、これも作戦の一つかもしれません。
さて、いくら好印象でも家を建てた後、ハウスメーカーが潰れてしまってはメンテナンスなど困ります。
「会社の業績はどうなんですか?」 「他が落ち込む中で順調に伸びています。ちょっと情けないのですが、お客様の力で宣伝して貰っているのが大きくて〜」 (「ほほぅ、『情けない』と言いながら相当に自信があるのだな」)
と家に帰って早速、インターネットで探してみると、あるわあるわ… スウェーデンハウスのオーナーが自分でホームページを作成し、スウェーデンハウスへの熱い思いを語っています。なんと、スウェーデンハウスのオーナーやオーナー予備軍で構成されたメーリング・リスト(以後、MLと略)まであり、早速、加入しました。
スウェーデンハウスの営業さんはとても紳士的でしたが、ある程度、客観性を欠くのは仕方のないこと。しかしメーリングリストにはオーナーや設計中/交渉中など多くの人の本音が飛び交います。 もちろん ML には都合の悪い話も流れるわけですし、欠陥住宅問題も皆無ではありませんが、なにしろセールス・トークを含まない生の情報ですから「悪いと言ってもこの程度か」と非常に安心することができます。
これもあとで知った話なのですが、このML にはスウェーデン・ハウス社員も多数、登録しているようで、「MLへ苦情を書いたら次の日に営業が飛んできた」なんて笑い話もあります。 彼らとしても手抜き工事などしようものなら何を書かれるか怖くて、きっと身の引き締まる思いなのでしょう。
インターネット上のコミュニティ、口コミパワーに感嘆し、ますますスウェーデンハウスが気に入ってきました。
余談ですが、展示場でスウェーデンハウスで長居した後、ついでに他の有名メーカーのモデルハウスにも立ち寄ってみました。 とてもゴージャスな雰囲気で、私達にはとても似合いそうもなく、早々に退散してしまいました。この後もいろいろな展示場を巡りましたが、他のメーカーの家を見ることはなく、すっかりスウェーデンハウスに惚れ込んでしまったようです。
ここまではトントン拍子で至極順調でしたが…
|